フィラリア予防は徹底しよう!

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皆さんフィラリア症予防方法はちゃんとしていますか?今年はいいや!時間ないから・・・という方も多くいるかもしれませんが、愛犬の為にフィラリア予防は必ずしましょう!

犬フィラリア症ってどんな病気?

フィラリア症は、蚊を介して犬の心臓や肺動脈に寄生する寄生虫が起こす病気です。犬だけでなく、猫もかかります。犬フィラリアは成虫になると30cm にもなる糸状の寄生虫です。
犬フィラリアが寄生することで血液の流れが悪くなり、様々な障害が出現します。放置すれば死に至ることもある、犬にとっては重大な病気です。 また、 猫の場合は主に肺に障害を起こします。ところが、猫においては寄生する虫の数が少ないため診断が難しく、咳、呼吸困難、嘔吐などの症状が出てきた時は生命が危険な状態です。健康そうにみえても突然死亡することもあります。今のところ猫の治療法は確立されておらず、最善の方法は事前の予防です。

心臓に寄生したフィラリア

感染のメカニズム

1. 蚊に刺されて感染

感染のメカニズム

蚊が、犬フィラリアが寄生した犬からフィラリアの幼虫を運んできます。感染した犬の血を吸った蚊が他の犬の血を吸うことで犬フィラリアに感染します。

2. 感染犬から正常犬へ

犬フィラリアが寄生している犬の血液には、小さな犬フィラリアの幼虫がいます。犬フィラリアに感染した犬から蚊が血を吸う時に、この幼虫を一緒に吸い込んでしまいます。その蚊が感染していない犬の血を吸うことによって、身体の中に犬フィラリアの幼虫が入ってしまうのです。

感染のメカニズム

犬フィラリアの蚊への感染と犬体内における発育

犬フィラリアの蚊への感染と犬体内における発育

犬フィラリア症は予防で防げる

犬のフィラリア症は、きちんと投薬すれば予防できる病気なんです。予防ができるのに、犬フィラリア症になったとすれば、それは飼い主の責任。大切な愛犬を守るために、犬フィラリア症予防の知識を身につけてくださいね。

1. 事前検査

犬フィラリア症の予防の前には検査が必要。感染している状態で予防薬を与えることは危険です

予防薬を投与する際には犬フィラリアが寄生していないことを確認する必要があります。犬フィラリア成虫より産出されるミクロフィラリアが、犬の体内にいることを知らずに予防薬を飲ませた場合、一度に大量のミクロフィラリアが駆除されることでショック症状を起こし、最悪の場合は死に至ることもあります。

また症状が分かりにくい犬フィラリア症の初期の診断には検査が不可欠です。

どんな検査をする?

犬の血液を検査することで、犬フィラリアの寄生の有無を確認します。

現在は検査キットを用いて、簡単に犬フィラリア抗原を確認することができます。

2. 予防方法

予防が最良の方法です

犬フィラリア症予防薬(経口剤)を、毎月1回、1ヵ月間隔で摂取させることにより予防できます

犬フィラリア症予防薬(経口剤)を毎月1回、1カ月間隔で投薬することにより簡単に、そして確実に予防ができます。予防期間は地域ごとに異なります。必ず獣医師の先生の指示通りに投薬することが大切です。


犬フィラリア症の予防薬は獣医師の指示通りに忘れずに投与しましょう!

途中の投薬やシーズン最後の投薬を忘れてしまうと、犬フィラリア症に感染してしまう危険性が高まります。たった1回の投薬を忘れてしまうことで心臓への寄生を許してしまうことになるかも知れないのです。投薬を指示通り、最後まで続けるためには、カレンダーに印をつけたり、メールで投薬日を知らせてくれるサービス等を利用したりしましょう。

途中で投薬(予防)を忘れてしまったら

予防の途中で投薬を忘れてしまうと、犬フィラリアに感染する可能性が高くなり、それまで投与していたお薬が無駄になってしまうかも知れません。投薬を忘れたら自分で判断せずに、動物病院に必ず指示をあおぎましょう。
予防薬は毎月1回、幼虫の段階で犬フィラリアを駆除することで、犬フィラリア症を予防します。

最後の投薬(予防)をしなかったら

最後の投薬をしないと、犬フィラリアに感染する可能性が高くなり、それまで投与していたお薬が無駄になってしまうこともあります。涼しくなっても自己判断で投薬をやめてはいけません。動物病院の指示通り最後まで必ず投薬を続けましょう。

最後の投薬はとても大切です。
忘れると、全ての投薬が無駄になってしまうこともあります。

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チャチャ丸は今月分もしっかり食べました!


明日につづく・・・

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